【動作環境LightWave 9.6 / 32Bit】
Nullを使った擬似的なジョイスティックで、モーフやボーン操作を安易にコントロールする方法。
・Joystick操作により、安易にフェイシャルモーションが可能。
・MorphMixerをオートマにした感じで、より感覚的に操作することが出来る。
- Joystick_CTRL_Morphの作り方 -
【準備】
1.まずは、モデラーで
モーフマップを作成していきます。
今回は作例として、以下の4つの表情を作りました・・・。
・ALL . Angry
・ALL . Suprise
・ALL . Smile
・ALL . Sad
:これらの表情を作成するのに、モデラー上でモーフマップの合成が行える【MorphMapMixer】を利用しました。
2.モーフマップの作成が出来たら保存してモデラーを閉じます。
そして、レイアウトを起動してオブジェクトデータを読み込みます。
【Joystick作成】
1.オブジェクト(キャラクター)のアイテムP(プロパティ)を開き、ジオメトリタブ内にある
【サブディビジョン手順】から一番終わりを選択する。
これを設定しておかないと、モーフ変形が綺麗に出来ません。
2.そのまま隣の変形タブに移り
、【変形プラグイン追加】から Morph Mixerを選択してオンにする。
そしたら、このオブジェクトのアイテムPを閉じます。
(この行為は、Morph Mixerを適用させるためです。)
3.次に、Joystickのコントローラーを作成していきます。
アイテムタブの【追加】カテゴリからNullを選択して、
Nullオブジェクト作成パネルを開きます。
Nullの名称は「Space_○○○」と付ける。
例として、「
Space_Master」と名付けて、【Shape】からNullの形状をBoxに選択する。
:その際、Nullの【Scale】はいじらないでください。
4.BoxのNullは、モデルの大きさによっては大きかったり小さかったりするかもしれませんが、適度な位置に配置して下さい。
5.次に、
ポインタのNullを作成します。③と同じ方法で作っていきますが、Nullの設定は以下の画像のように設定してください。
※画像クリックで拡大。
OKを押してポインタ用Nullを作成したら、移動させて
Space_Master(Null)の真ん中に配置する。
配置する際、Aitキーを押したままドラッグすると、ピタッと磁石のようにSpace_Master(Null)の真ん中にくっ付けます。
6.Pointer(Null)を選択状態のままから、オブジェクトのアイテムPを開き、カスタムオブジェクト追加欄に表示されている
【Item Shape:Ring】をダブルクリックする。
7.Item Shapeのパネルが表示されるので、その中にある
【Draw Line To】の中から、最初に作成したNull(Space_Master)を選択します。
パネルを閉じてポインタを動かしてみると、
ジョイスティックのような効果が付いたかと思います。
元の位置にAitキーでドラッグしながら戻したら、次はスペースとポインタのNullの親子関係を組んでいきます。
8.レイアウト全体ビュー内の左上にある
【その場でペアレント】をオンにし、Pointer(Null)を選択状態で
、【モーションオプション】パネルを開きます。
【親アイテム】からSpace_MasterのNullを選択して、親→Space_Master 子→Pointer になるようにします。
9.ここまで出来たら、念のためにレイアウトのデータを別名保存しておきましょう。
次に、作ったJoystickにエクスプレッションを適用してモーフの変形と連携させていきます。
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